その不調は自律神経の乱れかも?自律神経を整える生活習慣はこれ!
はじめに
11月も半ばを過ぎると、冬のような寒さを感じる日も増えてきましたね。
長過ぎた夏がやっと終わったものの、毎日の寒暖差が激しいためか、風邪をひいてしまったという声をちらほらと耳にします。
季節の変わり目に体調を崩すことが多い人は、ひょっとして「自律神経」の働きが弱くなっていることが原因かもしれません。
今回の記事では、体の調子を整えるのに重要な役割を果たしている自律神経の働きについて解説します。
自律神経の仕組みをお伝えすることで、生活の質を上げるお手伝いができたらと思います。
自律神経って何?
自律神経とは、その名前の通り体が自律的に働く神経のこと。
自分の意思ではコントロールできず、呼吸や体温、血圧、心拍、消化、排尿・排便などの働きに関わっています。
暑くなったら自然と汗を出して体を冷やしたり、食事をすると胃が動いて消化をする、夜になると眠りに落ちたりといった、生きていく上で欠かせない生命活動をつかさどっています。
自律神経が問題なく働いていると、身体の健康を保つための活動を体が自動的に行います。
しかしバランスが崩れると、この体の自然な働きがうまくいかなくなってしまいます。
自律神経失調症とは?
自律神経とは、体の活動時に活発になる「交感神経」と、リラックス時に活発になる「副交感神経」の二つを合わせた名称です。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態を「自律神経失調症」といいます。
自律神経が関わるのは循環器、消化器、呼吸器と多岐にわたるため、自律神経失調症の症状もさまざま。
頭痛や耳鳴り、動悸や息切れ、めまい、微熱が続く、食欲がない、熟睡できないなどのほか、何もなくても悲しくなる、イライラする、落ち込みやすいなどのメンタル面での症状などもあります。
自律神経が乱れる理由
自律神経が乱れる原因は「ストレス」や「不規則な生活習慣」、「ホルモンバランスの変化」などが挙げられます。
交感神経は興奮時に活発になる神経。
危機に襲われたり、外敵と戦わなければいけないような時に優位になり、脈が速くなったり、すぐ動けるよう筋肉が収縮したりして、とっさの行動に備えます。
副交感神経は逆に、栄養を蓄えたり、戦いで得た傷を修復するために働く神経で、リラックス時に優位になる神経です。
この2つの神経は常にシーソーのようにバランスをとっており、バランスを保つことで免疫機能が正常に働きます。
しかしストレス過多の状態が続いたり、ホルモンバランスが乱れたりすると2つの神経がうまく働かず、免疫機能も低下してしまいます。これがさまざまな不調の原因になってしまうのです。
当院での施術について
当院では患者さんの症状に合わせて、カイロプラクティックや鍼灸、整体や物理療法などを複合的に組み合わせた施術を行っています。
ここでは主な施術の期待できる効果についてご説明をします。
1.整体
筋肉のほぐし、筋のストレッチ、そしてリズミカルにクルクル関節を動かすモビリゼーションは可動域を大きくし緩めます。
これらは体の緊張を取り除きます。
2.鍼灸
体の深い部分の緊張を取り除きリラックスさせていきます。
3.カイロプラクティック
関節の歪みをとり神経の圧迫を取り除くことで、元の正常な働きを回復させて体が本来持つ自然治癒力を引き出します。
自律神経を整える4つの生活習慣
自律神経を整えるために大事なのは毎日の生活習慣です。特に気をつけるポイントを4つピックアップしました。
1.寝る前のスマホの使用を控える
スマホ画面の光は脳を刺激し、睡眠のリズムを乱してしまうことがあります。
画面の強い光が、睡眠や覚醒のリズムを調節するホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまうことが原因です。
脳をリラックスさせるためにも、寝室にはスマホを持ち込まず、寝る前はスマホの利用をできるだけ控えることをお勧めします。
2.適度な運動
運動をすると交感神経が優位になり、汗をかくことで体温調節機能も高まります。また、日常の動きで使わない体の奥の筋肉も鍛えられるため、呼吸器系や循環器系などの内臓にも作用して副交感神経が働きやすくなります。
自律神経を整えるためにおすすめなのは、ウォーキングやラジオ体操など。自分のペースで取り組めて、じんわり汗をかくくらいの運動に取り組んでもらえたらと思います。
3.栄養バランスの整った食事
食生活が乱れも自律神経の不調につながります。疲労回復に役立つビタミンやミネラル、タンパク質をバランスよくとり、規則正しい時間帯で食事をすることを心がけることが大切。カフェイン、アルコールの取り過ぎにも要注意です。
4.十分な睡眠
自律神経を整えるために最も大事なのは睡眠かもしれません。睡眠時間が不足していたり、睡眠の質がよくなかったりすると疲労回復ができず、交感神経と副交感神経のバランスがうまく取れなくなってしまいます。
睡眠の質を高めるために大事なのは寝る前のリラックスタイム。お風呂は湯船に浸かって体を芯から温めるなど、スムーズに眠りにつけるような習慣を取り入れてみてください。
まとめ
今回は自律神経の不調を整えるためのポイントをご紹介しましたが、生活習慣を整えても改善が見られない場合は神経系の病気のケースも考えられます。不調が長引く場合は病院での診察をおすすめします。
また、仕事で夜の接待が断れない、育児中や介護などで自分のペースで休めないなど、生活パターンがなかなか変えられないという場合は当院にお越しください。
個別の状況に応じた施術やアドバイスをしますので、ぜひ一度ご相談くださいね。
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